あいちトリエンナーレ 2010 −名古屋市美術館−


エクトール・サモラ Héctor Zamora 1974年 メキシコシティ
「大胆なレジャー」
 


そして、美術館入り口へ。
エントランスからオー・インファン Inhwan Oh (ソウル)の
お香アートの香りの洗礼

一番見たかった塩田千春の「不在との対話」
彼女これまで作品に使ってきた紐や、窓枠は記憶をイメージさせるが、
今回のチューブとそこを通る赤インクからは、
まさに現在呼吸している生命をイメージさせるのに十分だった
「どこを切っても鮮血の出るような」という俵万智の言葉がそのまま当てはまる
激しさと、繊細さ、危うさが共存したような作品だった

ツァイ・ミン・リャン蔡明亮 Tsai Ming Liang (マレーシア)
の個室にしかけられた映像のインスタレーションには
おどおどとした顔で部屋のドアをあけて彷徨う鑑賞者をも作品の一部にされてしまった感じで
「してやられた」